東京都心生活

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最近気になったのは、下のニュースです。契約について言うと一般的には契約自由の原則があり、当事者間で合意しさえすれば契約の内容については自由なのですが、賃貸住宅の契約に関しては、テナント(賃借人)に比べて大家(賃貸人)のほうが圧倒的に有利な立場にいるという前提に基づいて、借地借家法という法律によって様々な制約が大家側に課されています。ところが、下の記事において訴訟を起こされている不動産会社・スマイルサービスは、恐らく、この制約を嫌って、「施設利用付鍵利用契約」という契約の仕方を考えたのだと思われます。

2008年10月8日の日経のサイトの記事によると:
賃貸住宅で敷金、礼金なしをうたった「ゼロゼロ物件」の居住者ら5人が8日、家賃を数日滞納しただけで部屋の鍵を変更され違約金を支払わされたのは違法として、不動産会社「スマイルサービス」(東京・新宿)に慰謝料など計約1100万円を求める訴えを東京地裁に起こした。

テナント側は本来は家賃の滞納はあってはならないことですが、借地借家法によると、住居というものが生活の基盤であることを考慮し、単に家賃を数日間滞納したからといってそれだけで直ちに大家がテナントを退去させるということは認めていません。

上記の記事には詳しいことは書いてありませんが、訴えを起こした側の論理を創造すると、この「施設利用付鍵利用契約」なるものは実質的には住居の賃貸借契約であり、よって借地借家法が適用され、借地借家法の強行規定によって契約内容は無効であるから、部屋の鍵を変更されたり違約金を支払わされたりしたのは違法であると、恐らくこういう理由で訴えているのだと思われます。

確かに、その実態が実質的に住居を貸していると解釈され得ることを考えると、鍵の利用契約という契約形態は不自然なように思えますし、裁判所がどういう判断をするのか、個人的にも興味を持っています。
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コメント
この記事へのコメント
また見させていただきました!
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2008/10/16(木) 22:52:06 | URL | サトシ #-[ 編集]
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